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砂場の猫のフンから感染する病気がこわい!砂場にフンが800個あるってホント?!

こんにちは。ぽんごーです。

砂場について色々と調べているうちに、砂場によくある動物のフンの中にいる犬・猫回虫が予想以上にウギャー!って感じだったことと、予想以上に砂場が汚染されていることがわかったのでお伝えしたいと思います。

もともと衛生面に対して神経質な人は見ない方がいいかと・・・

私みたいに衛生面にずぼらな人に「ヤバいよ!もうちょっと気を付けた方がイイよ!!」というための記事ですw

(看護師のくせに衛生面はあまり気にしないぽんごー。。。でも仕事はちゃんと清潔操作バッチリしてるよ!!(*´з`))

あとは、汚染の少ない砂場の選び方や砂場の清潔の保ち方も説明してますので是非最後までお読みいただけると嬉しいです。

回虫とは

気持ち悪いので詳細は省きますが、要は小腸に住む寄生虫です。犬・猫以外にもヒトや豚・牛・馬など様々な動物の回虫がいます。

今回のブログでは犬・猫回虫についてお話しします。

画像載せようか迷ったんですがグロイのでやめときます。細くて白いミミズみたいな感じ。

昔患者さんの胃カメラ介助やってて、アニサキス(サバの寄生虫)を見たことがあるんですが、あれはまだ小さくて可愛かった・・・。

回虫は長くてきもちわるっ!

動物の腸の中にみっちりいる画像とかマジヤバいです(;一_一)

犬・猫回虫も人に感染する!幼虫移行症とは

犬・猫回虫が人に感染した場合、人の体内では成虫になれません。なので体内で産卵されることはないのですが、幼虫のまま体内を移動して目や内臓に侵入して様々な障害を引き起こします。これを幼虫移行症といいます。

幼虫移行症の症状・診断・治療は?

眼に侵入した場合、視力・視野障害、飛蚊(ひぶん)症、霧視(むし)などの症状があります。

内臓に侵入した場合は、各臓器によって症状が違います。脳であればてんかん発作用の症状が、肺であれば咳や喘鳴などの症状がでます。

いずれも診断するには幼虫がいることを証明しなくてはいけないのですが、犬・猫回虫はヒトの体内では産卵しないので便中の虫卵を検査しても意味がなく、診断は難しいです。

眼の場合は眼底鏡等で発見される場合があります。

しかし仮に診断がついたとしても、確実な治療法はありません。眼の場合はレーザーによる凝固法が行われます。

犬・猫回虫の感染予防法

とにかく手洗いです。

感染経路としては、犬・猫のフンに含まれる回虫卵が砂場や土の中に紛れていて、それを触った手で物を食べたりすることで体内に回虫卵を侵入させてしまいます。

なので、素手で砂遊びやガーデニング、野外活動などをした後にしっかりと手を洗うことが一番の予防になります。

手袋をするのも効果的ですが、砂遊びじゃ手袋はしませんしね~。

ちなみに寄生虫卵にはアルコール消毒は無効です。次亜塩素酸に長時間漬ければ溶けるらしいですが、現実的でないので詳細は省きます。

犬猫のフン・回虫卵は想像以上にたくさんある!!Σ( ̄ロ ̄lll)

1989年に公園砂場における犬・猫の糞便ならびにトキソカラ属線虫卵(犬・猫回虫卵)の汚染状況調査を実施した研究論文があったんです。(参照URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeez/6/2/6_90/_pdf/-char/ja)

それよると、兵庫県の227か所の公園砂場の表面を調べた結果、

表面だけで47%(107か所)から犬・猫のフンが検出されたそうです。回虫卵の検出は42%。

地域別に調べると、市街地62%、郊外の住宅地39%、農村部13%という結果に。

都市部の市街地は舗装されていてトイレに適した場所が砂場以外にあまりないのに比べて、農村部は砂場以外にもトイレにする場所があるからでしょうねー。

さらに市街地の13か所の公園砂場の表面だけでなく内部まで調べた結果犬・猫のフン検出率は100%!!!回虫卵検出率も92%でした。。

今回はあまり触れていませんが、猫のフンにはトキソプラズマという原虫がいたり、大腸菌やその他ウイルスなども含まれていることも多いです。

できるだけ周囲に畑などがあるような、コンクリートに囲まれていない砂場を選んだ方がよさそうですね”(-“-)”

一つの砂場に800個以上のフン!!!?

公園砂場のフンの数(糞便の断片数)を調べると、1㎡当たりの平均数は35個

調査を行った13か所の市街地の平均砂場面積(22㎡)に換算すると、なんと砂場全体には800個以上ものフンが含まれているという事にΣ(゚д゚lll)ガーン

汚すぎ!!!800個って!!完全にトイレじゃん!!!

公園の砂場遊びって家猫のトイレ砂で遊んでるのと変わんなくないか?www

うーむ、砂場で遊ばせる気なくなるな~~。

砂場を清潔に保つにはどうすればいいか!

ちなみにこの研究ではどうすれば砂場の清潔化が図れるか、っていうのもやってたので紹介します。

新しく砂場を作ったり、砂を入れ替えたりしても、ちゃんと管理しないと9週間で元の汚染状態に戻ってしまうそうです。

砂場のフンはほとんどネコが夜したヤツ

3か所の砂場を数日にかけてビデオカメラで調査した結果、90%以上がネコだったそうです。

さらにその90%は夜にきてう〇こしてたそう。

つまり、夜間ビニールシートで砂場を覆って保護すれば、大幅に汚染を避けられるということです!!

娘の保育園も夕方から砂場にビニールシートをかけてますが、バッチリですね!日中は人がいるし。

フェンスで囲うのはイマイチ

フェンス設置の効果も研究されてましたが、結論から言うと特に効果的でないということです。

砂を入れ替えた砂場を高さ90cmのフェンスで囲った状態で3週間ごとに虫卵の汚染を確認したところ、フェンスがない砂場では6週目から、フェンスがある砂場でも9週目には虫卵が検出されました。

12週までの観察で、フェンスがない砂場よりかは虫卵の数は少なかったようですがわざわざ囲ってこの効果ではイマイチですね。

砂場にネコの忌避剤を混入させることは効果的!でも。。。

砂1㎡当たりに忌避剤1kgを散布した結果、フンの混入を完全に防ぐことはできないものの、その数を低く抑えることができたそうです。

でも忌避剤入りの砂場で遊ばせるのってちょっと抵抗あるなあ。。。

説明書にもふつうに「子供の手の届かないところにおいてください」って書いてあるし。

狭い砂場より広い砂場で遊ばせよう!

砂場や公園の面積との関係を調査した結果、面積が50㎡を超える大きな砂場の虫卵陽性率は13%であるのに対して、15㎡を下回る小さな砂場では39%だったそう。

さらに、小さな公園(500㎡以下)の虫卵汚染率(38%)は、大きな公園(2000㎡)のそれ(17%)の2倍以上でした。

つまり、大きな公園の大きな砂場では虫卵の汚染率が低いってこと。

砂場を選べるんなら小さい砂場より大きい砂場を選ぶようにしましょう!

家に砂場を作っちゃう

究極ですが、家に砂場を作って自分で管理するのが一番安全ですw

砂場遊びはこどもにとってメリットがたくさんあるので是非させてあげたいですからね!

まとめ

いやー、私も調べてて衝撃でした。

私は普段からこどもが食べ物を落としても、ちょっと砂や土が付いたくらいだったら「払って食べなさい」っていうタイプなんですよね(-_-;)

自分が子供のころからそうだったんで。もちろん自分も食べるし。

キャンプしてるといちいち手洗ってらんないこともあるし。

個人的に大腸菌ぐらいなら別にどうってことない(深刻な感染症になる場合もありますよー)けど回虫ってなんかこう・・・気持ち悪い!!脳に幼虫とかヤバすぎる!!!

まあ結局はどのくらい気にするかってことなんですよね。除菌ティッシュ大好きな人もいるし。

今回の記事をずぼらな人や手を洗いたがらないこどもに読んでもらって手洗い強化を後押し出来たらいいなーと思ってますw

ちなみに私はもうちょっと砂場遊び後とキャンプでの手洗いを強化したいと思います(^^;

落とした食べ物は・・・食べない・・たぶん・・・( ^ω^)・・・だって30年以上そうやってて大丈夫だったからさーごにょごにょ

とゆーことでまとめ!!

公園の砂場の選び方

・大きい公園の大きい砂場

・市街地より郊外

・周りをコンクリートに囲まれていない公園

感染予防に気を付けること

・とにかく手洗い!

・回虫やトキソプラズマにアルコール消毒は効かない

・落としたものは食べない

へば!!(おしまいっ)

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