こんにちは。じょっぱりな看護師のぽんごーです。
みなさん漢方はご存知でしょうか。
かく言う私も、漢方薬はそんなに知りません(^^;
何十、何百種類もあると言われていますが、知ってるのはせいぜい10種類くらい。
その中で、すっごくおすすめしたいものがあります。
それは【抑肝散】です。
看護師さんならそう思った方も多いはず。
あとは子どもの夜泣きとか疳の虫とかね。
一般の方なら名前も知らない方も多いと思います。
それでは抑肝散と生理前のイライラについて説明していきますね。
月経前症候群(PMS)
月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん、英:PMS; Premenstrual Syndrome)は、数か月にわたって月経の周期に伴って、黄体期である月経の3日から10日位前からおこり、月経開始とともに消失する、一連の身体的、および精神的症状を示す症候群(いろいろな症状の集まり)。
~Wikipediaより引用~
PMSなんていう病名が有名になってからしばらく経ちますが、生理前のイライラや下痢・頭痛など心身の不調があっても受診する人はいまだ少ないです。
生理前の数日という期間限定であるということもありますよね。黙ってても時期がくれば治る、という。
もちろん私もその一人です(^^;
と家族に当たっていました。(ワザとじゃないよ!でも君たちが怒らせるようなことするから・・・ごにょごにょ)
PMSの対処法
PMSは現代医学では原因がはっきりとはわかっていません。
なので対症療法や生活改善、サプリメントなどが対処法としてあげられます。
注:今回はPMSの中でも「イライラ」についての対処法をあげています。
対症療法(普通の処方薬)
イライラが強い場合は精神安定剤が処方されます。その他にもむくみには利尿剤、頭痛などには鎮痛剤、胃のむかつきには胃薬などです。
対症療法なので、症状のある期間だけ飲むことになります。
しかし、比較的副作用が強いことがデメリットとしてあげられます。
精神安定剤は集中力の低下や眠気、ぼーっとしたり食欲増進したりがあります。
もちろんその他の病気と同じように、症状が重く、デメリットよりメリットが大きければ使用しますが、気軽に使うにはちょっとハードルが高いですね(;´・ω・)
病院を受診して、処方してもらうというワンアクションも必要ですしね。
市販薬
西洋ハーブのひとつであるチェストベリーもPMSに効果があるとされ、要指導医薬品として薬局で購入できます。「プレフェミン」がそうです。1か月分で約2000円です。
また、サプリメントとしても多く販売されています。
価格は様々ですが2000円~4000円くらいのようです。
サプリメントは「薬品」ではなくて「食品」のくくりなので、薬品ほどの副作用を心配せずに試せますよね。
ただ、市販薬(プレフェミン)もサプリメントも毎日飲むタイプになります。
漢方薬【抑肝散】
漢方薬は受診が必要な処方薬と、薬局等で買える市販薬と両方あります。
よく病院で処方される「ツムラ」は、処方薬も市販薬も製薬成分は一緒です。
ただ、モノによっては市販薬の方が分量が少なくなっている場合もあるそうです。
価格は処方薬だと3割負担で1日分が約25円。(11円/g)
市販薬は患者さんが自分で選んで買うことになるので、処方薬のように体重や体調を考慮して量を調整することができませんからね。
抑肝散のメリットは、症状のある期間だけ飲めばいい、ということです。
また、即効性があるのもとってもありがたい!
大体30分~1時間ほどで効果があります。(個人差あると思います。私の実感です。)
漢方薬は基本的に薬物動態の研究はされていないのですが、ネットで見つけた情報によると最高血漿中濃度到達時間が1時間以内であり、半減期は2時間だった、とあります。(こちらから引用。出典元記載なし。)
私は毎日飲むのが面倒なので、頓用として服用しています。
まとめ
受診・処方の必要性 | 頓用として使える | 即効性 | 副作用 | |
精神安定剤・抗うつ剤 | 必要 | 薬による | 薬による | 多め |
西洋ハーブ(サプリ・薬) | 〇 | × | × | 少ない |
抑肝散 | 処方・市販両方ある | 〇 | 1時間以内 | 少なめ |
私の場合はたまたま自分の働いているクリニックで、患者さんから「生理前のイライラに抑肝散すごくいいですよ!」と聞いて、自分も院長に処方してもらい飲んでみました。
すると、すっごく効いたんです\(◎o◎)/!
夫からも「すごい効果だね!!」と言われるほど(苦笑)
普段どれだけイライラしてたんだってゆー・・・
抑肝散を知ってから、大分精神的に楽になりました~。
あんまりよかったので、みんなに教えたいっ!!!と思い、今回のブログを書くに至りました。
しかし、ブログを書く上で調べてみると、抑肝散の効果を感じられない人も結構いるようです。
副作用が出る人は少ないようですが、ゼロじゃないですしね。
薬も食品も、個人によって合う、合わないがありますので、心配な方は漢方薬と言えど受診して処方してもらうのがいいと思います。
最後に
今回は私が効果をすごく感じたので抑肝散をお勧めしていますが、サプリだっていいと思います。
症状が重いなら精神安定剤だって試してみる価値はあります!!
要は、生理前の一時的なものだから・・・と我慢しないで
何かしらの対処法をとることで少しでも改善する
→生活がラクになる!自分も周りも少しハッピーになる!ということを伝えたかったんです~。
毎月毎月、ほんと女のコって大変よねっ!(# ゚Д゚)
へば!(それじゃおしまい!って意味)