こんにちは。じょっぱりな看護師のぽんごーです。
風邪やインフルエンザが猛威を振るうシーズンになりました。
バスや電車の中ではマスクをしている人もちらほら見かけますが、もちろんしていない人もいます。
メディアでも「マスクは風邪予防になりません。」なんていう医者もいたりなんかして・・・。
マスクって苦しいし。
本当にマスクは意味ないんでしょうか??
結論から言うと、マスクは風邪予防に効果があると考えられます!!
その理由について書いていきます。
「飛沫感染」には効果がある!
風邪がうつるときは、「飛沫感染」「空気感染」「接触感染」という三つの感染経路があります。
菌やウイルスの種類によって感染経路が異なる場合があります。例えばインフルエンザウイルスは「飛沫感染」と「接触感染」です。
「飛沫」とは、セキやくしゃみのときにでる細かいツバのことです。
これが鼻や口から入ることを飛沫感染と言います。他人のツバが口に入るって考えると・・・Σ(゚д゚lll)ガーン
くしゃみをしたとき、この「飛沫」は2Mほども飛びます。
例えば電車の向かいの席に座っている人の飛沫は十分届くという事です。
100%ではありませんがこれを防ぐことができるのがマスクです。
例え何割かであっても防ぐことができる。。。マスクをする価値があると思いませんか??
「空気感染」にも効果がある!!
空気感染とは風邪をひいている人の鼻や口から出た菌やウイルスが空気中を漂ってきて、それを吸い込んでしまうことで感染するものです。
飛沫感染と空気感染の違い
飛沫感染するウイルスなどの大きさは5μ以上で、空気中に浮遊せず落下します。
空気感染するウイルスなどの大きさは〜5μと細かく、空気中に浮遊します。
簡単に言えばウイルスなどの大きさと重さの違いですね。
さてマスクですが、5μ以下のウイルスなどはとても小さいためマスクを通り抜けてしまいます。しかしマスクはウイルスなどを遮断する壁の役割だけではありません。
マスクの役割は保湿と保温
マスクをすることで喉や口、鼻腔をある程度ですが保温・保湿することができます。
これが風邪の予防につながるのです!
保温の必要性
身体は冷やすことで免疫力が低下し、風邪をひきやすくなります。これは喉に対しても言えることです。
また、鼻やのどの粘膜は吸い込んだチリやばい菌を外に排出する仕組みを持っています。しかし冷たい外気を吸うことで粘膜が冷えればその能力が低下し風邪をひきやすくなるのです。
保湿の必要性
乾燥した空気を吸い込むことで喉や気道粘膜も乾燥します。乾燥すると粘膜の防御機能が低下し風邪をひきやすくなるのです。
また、湿度が高くなるとウイルスなどは活動性が落ちるものが多いです。
私は普段自転車通勤をしているのですが、この時期マスクをして自転車に乗ると、マスクの内側が結露でビショビショになります。
結構な湿度だと思います。
マスクを通ってきたウイルスなども、マスクの内側の湿気に足止めされるというわけですね!(*^-^*)
まとめ
マスクの効果、おわかりいただけたでしょうか。
マスクそのものに風邪予防の効果はなくとも、マスクをすることで『保湿・保温』できるのです!
鼻やのどの粘膜を乾燥させない、冷やさないことで少なからず風邪を予防することができます。
是非、人混みへいくときにはしっかりとマスクをしていただきたいと思います!!
へば!(それじゃおしまい!)