こんにちは。じょっぱりな看護師のぽんごーです。
私の勤務するクリニックに、新卒の子が就職してくることになりました。
といっても来月の国家試験が合格すること前提ですが。
しかし、就職活動ってこんな時期にするんですね~~(^^;
試験に集中しなくて大丈夫?!って思っちゃいますが、まあ就職先が見つからなくても困りますしね。
話が逸れましたが、一般的に新卒の看護師さんは総合病院の病棟に就職することが多いと思います。
大体看護学校や大学が付属している病院にそのまま就職する人が大半です。附属病院がなくても、実習先として提携している病院とかね。
かく言う私も、何の疑問も持たずに附属病院に就職しました。
結果的には良かったと思っていますが、これまでの人生で一番つらい3年間だったので正解だったかどうかはわかりませんね”(-“”-)”
クリニックに新卒で就職するメリットは?
こんな疑問に答えていきます。
Contents
就職先は目的によって選ぼう!
新卒といっても22,3歳ばかりではありません。
一度社会人を経験した人たちも実はかなりの数います。
なので、新卒とはいえ「子どもがいる」「親の介護がある」という人もいます。
その他の理由でも「夜勤はできないorしたくない」という人もいます。
「給料」だって当然重要な就職条件の一つですしね!
新卒だと何も考えずに附属の病院などに就職することが多いですが、一度立ち止まって考えてみましょう。選択の自由はあるんですからね~。
クリニックに就職するデメリット
クリニックや介護施設にも新卒採用はありますよ~!と言っておいてなんですが、大きなデメリットがあります。
経験値が低い
クリニックはどうしても病棟に比べると規模が小さく、医療処置を行う頻度も少ないです。
採血や点滴はそれなりに多いところもありますが、その他の処置は少ないです。急変対応もほとんどないですしね。
また、実際はそうじゃなかったとしても、結婚や環境の変化で転職をする際に「クリニックでしか実務経験がない」というのは経験値が低いと見られてしまいます。
なので、明確な理由がない場合で新卒の場合は、できれば3年、少なくとも1年間は病棟で経験を積むのがおススメではあります。
新卒で勤務するにあたるクリニックのデメリットはこれぐらいです。
「連休が取りにくい」とか「雑用が多い」とかのクリニックのデメリットは新卒とは関係ないですので省きます。気になる方は以下の記事で書いてますのでどうぞ↓
クリニックに就職するメリット
クリニックと一口にいっても、病棟と同じように診療科目によって仕事内容も異なります。
持病の無い人は花粉症や風邪をひいた時に行く内科や耳鼻科、それとせいぜい小児科と皮膚科ぐらいしか知らないと思いますが、メンタルクリニックや整形や消化器、呼吸器、循環器、膠原病(リウマチ)などなど、専門のクリニックも結構あります。
今回はクリニック全般の一般的なメリットについて説明していきます。
新卒は自分一人の可能性が高い
クリニックは個人経営なので、当然全てにおいて病棟よりも人数が少ないです。
そのため、即戦力のない新卒採用をするとしてもせいぜい1人。どんなに多くても2人だと思います。
他の新人と比べられない
新人が複数いると、悪い意味ではなくてもどうしても比べられてしまいます。
「○○さんの方が覚えがいい」とか思ってしまうのは仕方のない事なのですが、いい気分ではないですよね。
そういう比較対象がいないことはメリットとも考えられます。
スタッフのみんなが自分を気にかけてくれる
これは良い意味でも悪い意味でも、ですね。
病棟のように新人が5人も6人もいる状態だと、一人にばかり目をかけてばかりはいられません。
しかし、新人が1人であれば、
「ちゃんとできてるかな。」
「わからないことはないかな。」
とか、
「わからないまま変なことしてないかな。」
なんてことも見ていてくれます。
わからないときもすぐに聞けますし安心です。
個人に合わせた教え方をしてくれる
今度うちのクリニックにくる新卒採用者に対しては、個人のマニュアルを作成予定です。
そこまでするかどうかは別としても、対象が1人なので、その人にあった仕事の進め方を考慮してくれるところが多いです。
病棟では、大体〇月から一人立ち、〇月から夜勤開始と決まっていますが、そういうのがないということですね。
行動範囲が狭い
病棟での勤務だと、一人で病室に行ったり検査室に行ったりすることも多いです。
クリニックはその点、働いているその場に自分と患者さんの二人っきり、という状況がほぼないです。
採血をするときも医師の処置の介助をするときも、患者さんに薬や病気の説明をしているときも、必ず見えるところに誰かしらがいます。
忘れ物をしたときや説明中にわからないことがあったときでも、
「止血バンド取ってもらっていいですか?」と手を借りたり、
「これはこういうことでいいんですよね?」と確認できたりするのはとてもありがたいです(*^-^*)
仲間外れや派閥が少ない
クリニックの規模にもよりますが、他職種を合わせても10人程度の職員数だったりします。
私の勤務するクリニックは規模が大きくなってきて全ての職員を合わせると20人近くいますが、看護師は7人です。
私が病棟で勤務していたころは、看護師内でも「○○副師長派」と「△△副師長派」みたいな派閥があったり、新人の中で自分が浮いてたりしていたことがありました。
全体の人数が少なければ仲間外れになることも少ないですし、クリニック自体が一丸となって頑張っているところもあります。
専門知識がつく
これは病棟勤務でも当然専門知識はつきますが、クリニックでも専門知識を蓄えることはできますよ!!ってことです。
例えば私の勤務するクリニックはリウマチ膠原病内科なのですが、勉強会への参加も積極的にさせてくれますし経費はクリニック持ちです。
リウマチケアナースの資格を取ることも推奨しています。
内科であれば糖尿病認定看護師を取ったりもできますよね!
その他の科でも積極的に取り組んでいけば、むしろ病棟看護師よりも高い知識を身に着けることも十分可能です。
転職も可能
デメリットの項目で「転職時にクリニックの経験しかないというのは不利」と書きましたが、それは一般的な話です。
クリニックでも専門知識を高めれば、自分の進む道もおのずと見えてきます。
このままその科を極めて認定看護師や専門看護師をとったりするか、別の病気や科に興味が出てきて転職を考えるか、などです。
専門のクリニックといっても、通ってくる患者さんによって生活背景や既往歴が様々ですからね。
ひょんなことから別の道に興味を持ったりすることもあるんです。
ただこれらは、「看護師としてのやる気」があればの話です。向上心がなければ、当然専門知識も蓄えられませんのであしからず。
その他「夜勤がない」とか「「日・祝休み」とかの新卒と関係ないクリニックのメリットについては省きます。以下の記事に書いてますので興味があればご覧ください(*^-^*)
まとめ
「実習があまりにも辛かったから、実習で行ってた病棟に就職するなんてムリ!!」
「幅広い経験が積めなかったとしても、地域に根差したクリニックで一から働いてみたい!」
などなど、新卒でクリニックに就職を希望するからにはおそらく理由があると思います。
経験値が低めというデメリットはありますが、規模の小さなクリニックでは全員があなたを歓迎してくれるはずです!
新卒採用OKのクリニックはどこで探すの?
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