こんにちは。じょっぱりな看護師のぽんごーです。
私は看護師になって1年目のとき、しょっちゅう風邪をひいては高熱を出していました。
高熱の原因は扁桃腺が大きい、と言われていたことで、2年目の夏、半強制的に扁桃腺摘出術を受けることになりました。全身麻酔です。
しかも夏休みを使えとか、マジ鬼。。。
しかも自分の病院で手術することになったため看護学生が付くことになりました。
(働いている病棟と入院した病棟は違います。)
つい2年前まで看護学生としてお世話になっていましたので断れるわけもなく…( = =) トオイメ
今回はそんな私の体験談をお話ししていきます。
そんな人たちに向けて書いていきます。
他の方は笑い話として読んでくださいwww
Contents
自分の病院で手術を受けることになった経緯
私が初めて勤めた病院は780床の総合病院で、私は呼吸器・消化器外科病棟に配属されました。
慣れない仕事のストレスか、風邪をひくことも多く、風邪を引けば必ずと言っていいほど高熱がでてしまいました。
ウチの病棟は「38度以下は微熱だから仕事休まないよねぇ・・・!」
というブラックな職場でしたが、私は39度前後出るので病休を貰うことも多かったんです。
つっても2,3か月に1日か二日くらいですけどねっ!え?多い?ごめんなさい(-_-;)
そんで、自分の病院の救外を受診(強制)して、あるとき「扁桃腺が大きいから高熱が出ちゃうんだよねぇ。摘出したら?」と言った医師の一言が原因で、あれよあれよという間に手術することになりました(-_-メ)
勤務シフトを組むうちの病棟師長と麻酔科が勝手に私のオペ日を決めるというシュールな状況・・・
まあ独身で特に予定もないですけどね。。。
完全にパワハラな気がしますが、私も毎回高熱出るのしんどいし、他のスタッフに「またかよ。」みたいに思われるのもしんどかったので、了承しました。
いざ入院
入院と言っても勝手知ったる自分の病院。病棟は違えど作りや流れはほとんど同じです。
ついでに付属の看護学校の卒業生ですので、耳鼻咽喉科病棟も実習で行きましたしね。
そして看護学校で3年間苦楽を共にした同期も数人勤めてますw
入院当日は同期のコが私の担当だったので、アナムネ表はもちろん、電子カルテの入力まで自分でやりました(笑)
まあ、ヒマだし全然いいよー。
知ってるヤツが麻酔科担当
手術前日夜に麻酔科医が挨拶にくるのですが、なんと〇田先生・・・。
自分の病院で手術する事にはなりましたが、病棟が違うので普段職場で会う人たちとは入院中会わない予定だったんですΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
それがほぼ毎日会う、しかも毎回おちょくってくるアイツに挿管されんのかい・・・とちょっとショックでした。
全身麻酔ですから、当然全裸+術衣だし、膀胱留置カテーテル(尿道に管を入れておくヤツね)も入れるし・・・ね。
ま、ここでゴネてもしょーないし、いっか。
いざ手術
私の手術は2番目の11時から。2時間くらいの予定でした。
朝から点滴を入れて絶食です。
看護学生が来て、術衣に着替えたり手術の準備を手伝われます。
私が同病院の外科の看護師だという情報は共有されており、学生指導者(私の先輩看護師)も「学生さんよろしくねー。」という感じでほぼ丸投げです。
私も学生もかわいそう!!!( ゚Д゚)!
これでもちょっと緊張してんですけど!!
付き添い家族はいない
ちなみに東京の病院で両親は青森、姉妹も近くにはいなかったので、付添人は親友に依頼。
つっても同じ病院の別の病棟で勤務中。手術中何かあれば勤務中の彼女に連絡がいくことになってました(;^_^A
あんまり気にしない性格なので、だいじょぶだいじょぶ~と適当に決めましたが、振り返ってみるとなんかわたし可哀そうだなwww
ストレッチャーに乗ってオペ室へ
途中で会う会う!顔見知りの患者さんから私のオペを知らない同期ナースまで(-_-;)
説明してる時間はないので、「いってきまーす」と言うくらいしかできません。
手術室看護師が同期
いよいよオペ室へ入室。
ひゅ~!ドキドキするぅ~
と思ってたら、、
「え?ももこ??担当なの??」
なんと看護学校の同期が担当看護師でした。
そこまで親しくもないですが、さばさばとした美人さんです(#^.^#)
膀胱留置カテーテルを入れてもらうのが顔見知りってのはちょっとやだな・・・
とは思いましたが、まあいっか。と考えないことに。
どうせ寝てる間にやってくれるし。
ももこが「じゃあ麻酔いれますよ~、痛いよ~。」と言ってプロポフォール(麻酔薬)を点滴から入れていきます。
痛った~~~~!!!
思ったより血管痛が強くてびっくりしてる間に寝てしまいましたzzzz
手術終了
「ぽんごーさーん。聞こえますか~。目を開けて下さーい。」
うっすら目を開けると、ズロロロロロッと一気に抜管(人工呼吸のためにのどに突っ込まれていた管を抜かれること)されました。
痛たたたっ!気持ちワルっ!!
どうやら膀胱留置カテーテルはすでに抜かれている様子。
酸素マスクを付けられて朦朧としたまま病室へ。
朦朧としているのでほとんど覚えていません。
帰室後
比較的簡単な手術なので、オペ直後も大部屋です。
朦朧としている中、看護学生にポータブルトイレに促されるなどの事件もありましたが、その日は眠くて眠くて、一日寝ていました。
しかし喉が痛い!!つばを飲み込むのも激痛です。
喉が腫れているせいで痰が溜まっているような感覚があり、学生に吸引されましたがほぼ血液のような真っ赤な唾液が吸引されるだけでした。
手術翌日
翌日からは酸素も外れ、点滴も朝昼晩の抗生剤のみ。
続々と見舞客がくるのですが、師長とか医者とか看護学校の先生とか・・・来なくていいよ!!
院内にいるというので、気軽に様子見にこれちゃうんですよね(-_-;)
全然ありがたくない。
そしてやっぱり喉が痛い!!!
食事が始まりましたが、液体飲むだけで激痛。
やけくそで2,3口痛いの我慢して食べますが、すぐ「ムリ・・・」ってなります。
院内で勤務しているということで、通常のクリティカルパスよりも2,3日早く退院になりました。
夏休み期間が7日だからって理由・・・(#^ω^)
退院後
翌日から仕事です・・・鬼・・・( ;∀;)
本来であればまだ入院してる期間ですよ?食事も喉が痛くて食べれないし。
牛乳と白いパン持ってって、浸して食べてました。あとレトルトおかゆ。
でも、扁桃腺摘出術がそんなに重い手術ではないことを皆知っているので、忙しい先輩たちも全然優しくないし。
いやいや、私夏休み返上して、半強制的に手術したんですけど?!
空き時間に担当医のところへちょろっと行って傷みてもらったりできるのはいいですけどねー。
喋るのも痛かったです。
結局2,3週間痛かったんじゃないかな~(-“-)
彼氏とのデートでもお粥屋さんにいったのを覚えています。(普通のご飯は飲み込めない涙)
まとめ
なんか今回の記事書いてて、自分んとこで手術する云々より、自分の働いていた病棟がクソすぎるな~としみじみ思った(;´Д`)
ああ、辞めて良かったっ!!
自分の病院で手術するメリット・デメリット
・術前検査や診察が隙間時間でできる
・入院期間が短い
・仕事中具合悪くなっても安心
・知り合いが手術に関わると恥ずかしい
・看護師が遠慮ない
・親しくない見舞客がめっちゃ来る
・看護学生の受け入れを断れない
うーん、まあひとえに「便利」ってだけかな。あとはデメリットしかない。
でも私の場合はなぜか運悪く担当が知り合いばっかだったけど、違う人だったらもうちょっとよかったかも?看護学生もつくとは限らないし。
へば!もし自分の病院で手術受ける人がいたら参考にしてくださいね!